婚約指輪の主役であるダイヤモンドは、同じ大きさでもブランドにより価格が大きく異なります。
「有名ハイブランドだからダイヤモンドも高品質で高価になるんだろう」
「ホームページに書かれていた4Cが高クオリティだったから、このブランドのダイヤモンドならきっと他のブランドよりもきれい」
そんな風に考えている方はきっと多いのでは、と思います。
確かに、ダイヤモンドの国際基準である「4C」で見るとハイブランドのダイヤモンドは高品質なものを扱っているでしょう。
しかし同じ4Cでも、ダイヤモンドによって輝き方に違いがあるのです。
ブランドにこだわってダイヤモンドを小さくするか、ダイヤモンドにこだわるか。
とても悩むポイントだと思います。
そこで今回は、ダイヤモンドの価格についてのご説明や、4Cだけでダイヤモンドを選んではいけない理由などをご紹介します。
Contents
ダイヤモンドは大きい方が良い
実際に婚約指輪をもらった方にアンケート実施した結果、ブランド名は婚約指輪を受け取ったあとSNSにタグを付ける程度で誰かにわざわざブランド名をいうこともないため、ブランドにこだわるのではなく、ダイヤモンドの大きさや輝きの美しさを優先すればよかった、と後悔する方が多いという結果になりました。
ブランドへの憧れから、予算内におさめるためにダイヤモンドを最小のカラット数にすることを考えている方もいらっしゃるかもしれませんが、年齢を重ねた時にその婚約指輪を着け続けることができるのかというところまで考慮して選ぶようにしたいところです。
ダイヤモンドの価格はどうやって決まる?
同じ0.3ctの婚約指輪でも、A社は80万、B社30万というようにブランドごとになぜこうも金額が違ってくるのでしょうか。
大手ブランドは広告費などにお金をかけているのでどうしても広告料が高くなります。またダイヤモンドを買い付けるまでに間に入る中間業者が多いほど、ダイヤモンドの流通経路コストも上がってしまいます。
ダイヤモンドの品質とは無関係なコストで、ダイヤモンドの販売金額が上がってしまうのです。
同じお金をかけるなら、広告費や仕入れコストを削減しているブランドを選び、なるべく大きくて上質なダイヤモンドを選ぶのが賢いでしょう。
では、どうやってダイヤモンド本来の価格は決まるのでしょうか。
次で詳しくご説明します。
ダイヤモンドのクオリティと価格相場の関係
原石価値の決定
ダイヤモンドは原石の採掘や原石供給企業が市場の動向に合わせて供給量を調整し、原石相場が形成されます。
ダイヤモンド原石は、世界一の原石供給元である「デビアス社」のダイヤモンドトレーディングカンパニー(DTC)の主催する販売会(サイト)で、デビアス社から認められサイトホルダーという資格を有する企業のみに販売され、サイトホルダーが購入した原石がサイトホルダーやカット業者の手でカットされ、市場に流通します。
ダイヤモンド原石の価格はDTCが決定し、その他の原石供給企業の取引にまでDTCの決定した価格が影響し、原石の相場となるのです。
4C
カットされたダイヤモンドは「4C」で価値を決定します。
4Cとは、G.I.A(米国宝石学会)が定めた品質国際基準で、「カラット」「カラー」「クラリティ」「カット」の4つの要素を表しています。
カラット=重さ
カラットは大きさだと思っている方が多いのですが、実はダイヤモンドの「重さ」です。
おおよその大きさは0.1ctで3mm程度です。
カラー=色
ダイヤモンドは無色であるほど希少価値が高くなります。
カラーの基準はアルファベットのD~Zで表され、D・E・Fは「無色」、G~Jは「ほぼ無色」というようにグレード分けされています。
クラリティ=透明度
クラリティはダイヤモンドの内包物の大きさや位置、表面のキズや欠けの程度を表し、クラリティのグレードが高いほどダイヤモンドが透明で美しく輝きます。
カット=輝き
4Cの中で唯一、人の手によって決定する要素が「カット」です。
カットによってダイヤモンドの輝き方が違ってくるので、どんなに他の要素が高クオリティでも、カットの評価が良くなければあまり輝かないダイヤモンドとなってしまうのです。
外国為替相場
日本にダイヤモンド鉱山はないので、ダイヤモンドは全て輸入をしています。
輸入時の為替レートにより、ダイヤモンドの相場も変動します。例えば、USドルで円安だとダイヤモンドの価格が上がり、円高だと下がります。
このようにさまざまな要素が合わさり、最終的なダイヤモンドの価格が決定します。
ブランドによって、その価格に宣伝費・流通経路コスト・店舗運営費などがプラスされるため、ダイヤモンドの価格がブランドにより大きく異なるのです。
婚約指輪の平均カラット数0.3ctの指輪相場
婚約指輪デザインで人気のサイドストーンとセンターダイヤモンドセッティングのメレタイプデザイン。
BRILLIANCE+で実際にデザインと最高品質のダイヤモンドでオンライン上で見積もってみました。
ダイヤモンドの条件
カラー:最高級D
カット:IF
クラリティ:3EX H&C
ダイヤモンドの条件
カラー:最高級D
カット:IF
クラリティ:3EX H&C
そしてメレのサイドストーンタイプで税込み343,300円となりました。
このクオリティ、価格をふまえて他の候補のブランドを訪れることをオススメします。BRILLIANCE+はダイヤモンドの出どころもしっかりしていますし、オンラインチャットで相談に乗ってもらえたり、サンプルリングなども無料で借りることができます。
またサロンなどもありますので、実際に訪れてダイヤモンドの大きさや輝き、指輪の着け心地などをお試しくださいね。
ダイヤモンドを4Cだけで選んではいけない理由
ダイヤモンドは4Cで同じグレードであったとしても、輝き方は違ってきます。
輝きを測定・評価する「サリネ・ライト」というシステムでも、同じ4Cグレードのダイヤモンドの評価に差があるため、科学的にも証明されています。
4Cだけでダイヤモンドを選んでしまうと、グレードの割に輝きが弱いダイヤモンドを購入してしまう可能性も。
ダイヤモンドの輝きは、実際に目で見て比較検討することをオススメします。
輝きが違う!ここのダイヤモンドなら申し分ないブランド2選
ダイヤモンドクオリティ、輝きで一番のエクセルコダイヤモンド
エクセルコダイヤモンドは先ほどご紹介した輝きを測定する「サリネ・ライト」の評価で、最高「Ultimate★★★(ウルティメイトスリ―スター)」を獲得しています。
この評価はダイヤモンド全体の2~3%しか得ることができない評価です。
また、エクセルコダイヤモンドはサイトホルダーに選ばれており、DTCのサイトで原石の買い付けを行うことができます。
原石の仕入れから自社一貫体勢を貫くことで、高品質な原石を仕入れるだけでなく中間コストを削減し、輝きが強く上質なダイヤモンドをリーズナブルな価格で提供しているブランドです。
虹色の輝き、美しいカッティングのラザールダイヤモンド
ラザールダイヤモンドは「世界三大カッティングブランド」に数えられ、「世界で最も美しいダイヤモンド」と称されています。
センターダイヤモンドだけでなくちいさなメレダイヤの輝きにまでこだわり抜いているブランドです。
美しい輝きのために原石からこだわり、希少な「オクタへドロン」という正八面体の原石を中心に厳選し、そこにカット技術や非常に丁寧な研磨が加えられ虹色に輝くダイヤモンドになります。
ラザールダイヤモンドもエクセルコダイヤモンド同様にDTCのサイトホルダー選ばれており、高品質で美しく輝くダイヤモンドをリーズナブルな価格で提供しているブランドです。
まとめ
今回はダイヤモンドの価格についてご説明しました。
平均的な大きさのダイヤモンドが高額な場合、純粋なダイヤモンドの価格ではなく、中間コストや膨大な広告費も含まれています。
そのようなコストをカットしているブランドを選ぶことで、同じ予算でも大きなダイヤモンドを購入することが可能です。
また、ダイヤモンドの国際評価基準である4Cだけでダイヤモンドを決めるのではなく、実際に目で輝きを見比べてから購入することをおすすめします。
▶︎世代別で知っておきたい!婚約指輪おすすめブランドランキング
▶︎激アツ!理想のプロポーズシチュエーション女性の本音は?
▶︎リングの教科書オリジナル【パートナーシップ鑑定書】プレゼントについて