婚約指輪と結婚指輪の由来&指輪の重ね付けマナーについて

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結婚といえば婚約指輪と結婚指輪。

どちらも夫婦の証に変わりはありませんが、実はそれぞれに異なった由来や意味があることをご存知でしょうか?

デザインが違うだけでは?と思っているそこのあなた!もしかしたら大きな誤解をしているかもしれませんよ。

今回は婚約指輪と結婚指輪の違いから、2種類の指輪の重ね付けをするマナーについてご紹介していきます。

婚約指輪とは

別名「エンゲージリング」とも称される婚約指輪は、プロポーズや結納の際に男性が女性に贈る指輪のことを言います。結婚を誓った男性が相手の女性に対して誠意を示すために婚約指輪という形で贈るのが通例です。

婚約指輪の起源は、古代ギリシャ・ローマ時代に婚約の証として鉄の輪を指にはめる習慣があり、それが現在の婚約指輪に進化したと言われています。日本で婚約指輪を贈る習慣が広まったのは明治時代以降のこと。

婚約指輪の定番といえばダイヤモンドですが、ダイヤモンドは地球上でもっと硬いマテリアルであることから、「永遠の愛の象徴」として婚約指輪に贈ることが一般的となりました。相場は30~40万円までの価格帯で購入する方がもっとも多いようです。

ちなみにダイヤモンドの婚約指輪のはじまりは、15世紀ごろにローマ帝国のマクシミリアン大公がブルゴーニュのマリー皇女に贈ったことがもっとも有力だとされています。

そんな婚約指輪ですが、最近ではネックレスや時計をプレゼントされるカップルも増えている模様。結婚が決まったら必ず婚約指輪を贈らなければいけないわけではないので、ふたりが納得したものであれば品に制限はありません。

しかし、親族が集まる結納の席で婚約の証をお披露目する場合は、その場に相応しい品物を選んだ方が相手方のご両親への心証もよいでしょう。

結婚指輪とは

別名「マリッジリング」とも称されている結婚指輪ですが、結婚後は婚約指輪よりも活躍する場面が多ので、結婚指輪選びの方が大事というカップルも多いようです。

特に男性は自分が身につけるアイテムなので、婚約指輪よりも結婚指輪に興味がある、ジュエリーには無頓着だったけど毎日身につけるものだからこだわりを持って選びたい、と考える人が意外にも多い様子。

日常的に身につけるアイテムなので、選ばれるデザインはシンプルなものが多く、素材はプラチナが主流となっていますが、プラチナよりも低価格のピンクゴールドやホワイトゴールドもじわじわ人気を集めてきています。

結婚指輪にも石あり石なしのデザインがありますが、あまりにもゴージャスなタイプは突起部分の引っ掛かりや水仕事が気になるという点から避けられる方が多いようです。

結婚指輪の起源は9世紀のローマ時代に金銀の指輪を新郎新婦が互いに交換し合って結婚式を挙げたことがはじまりとされています。

その後明治時代に指輪を身につける習慣が日本にも広まりましたが、西洋文化が一般化されたのは戦後になってから。婚約指輪よりも結婚指輪の方が早く根付いた習慣なのです。

指輪の重ね付けについて

一昔前までは婚約指輪には高額なダイヤモンドがセッティングされているという理由から「よほどの理由がない限り外に身につけて行くのは勿体ない」「結婚後はつける機会も滅多にないので買うだけ損な代物」と考えられていました。

しかし最近では結婚後も重ね付けとして婚約指輪を日常的に身につけて楽しむという女性が増えてきています。

もともと海外では重ね付けをする習慣があり、そのあり方が日本にも広まってきたことから婚約指輪も様々なシーンで活用する女性が増えてきています。

重ね付けをするメリットデメリット

婚約指輪と結婚指輪を重ね付けすると、手元が華やかで美しく見えます。

婚約指輪の豪奢な輝きとシンプルな結婚指輪を組み合わせると、指輪のボリュームが増してたちまちゴージャスに。さらに、それぞれの指輪の魅力がより引き立ちます。

逆に、その指輪の幅の広がりが指が太く見せたり、圧迫感を感じさせることがあるかもしれません。

重ね付けをしないつもりでサイズ選びをすると、いざ重ね付けしたら指が締め付けられて入らない可能性もあります。

逆に重ね付けをする前提でサイズ選びをすると、1本だけつけた時に指輪が大きすぎてスルッと抜けてしまったり回転したりすることがあるので、サイズ選びは慎重に。

ピッタリ合うサイズが見つからなかった時はデザインやアームの形を変更しなければならないこともあるので、重ね付けすることを優先するのか、それとも指輪のデザインを優先するのかを最初に決めておくことをおすすめします。

指輪の正式なマナーについて

出典 http://www.trecenti.com

意外に知られていませんが、指輪を重ね付けする時には正式なマナーというものがあります。

結婚式に招待された時、既婚者女性は結婚指輪と婚約指輪を重ね付けをするのがマナーとなっています。

ブライダルジュエリー専門店トレセンテが「結婚式に参列する時には指輪の重ね付けすることがマナーだと知っているか?」というアンケート調査を行ったところ、90%の方がマナーを知らないと回答したそうです。

指輪を重ね付けされている女性はよく見かけますが、それが正式なマナーだとはほとんどの方が知らなかったようです。

婚約指輪とは、結婚の証としての意味だけではなく、結婚後も披露する機会が豊富にあるアイテムだということです。

「結婚後は箪笥の肥やしになるだけでしょ」とアンバランスなデザインを選んでしまわないように気を付けたいところですね。

まとめ

いかがでしたか?

婚約指輪よりも結婚指輪の方が日常的に使用するために注目されがちですが、重ね付けをする人が増えたことにより婚約指輪の在り方も少しずつ変わってきています。

結婚後につける機会もなさそうだし婚約指輪を購入するのは止めようかな……と躊躇している方は、重ね付けとして婚約指輪を楽しまれてはいかがでしょうか。

今回の記事が指輪選びをされているカップルのご参考となれば幸いです。

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